竜痛恨返り討ち、リリーフ踏ん張れず完敗
<阪神8-3中日>◇1日◇甲子園
中日が首位阪神に完敗した。昨年までの虎キラー中田賢一が4回途中KO。5回にウッズの2点適時打で同点に追いついたが、リリーフ陣が踏ん張れず勝ち越しを許した。7月に9戦組まれる阪神との直接対決が逆転優勝へのカギとなるが、初戦を落としゲーム差は7・5。対戦成績は2勝6敗1分となった。故障離脱中だった李がスタメン復帰し、2軍戦で井端、森野が実戦復帰するなど光明も見えており、連勝して希望をつなぐしかない。
落合監督は、いつもの淡々とした口調で言った。「しょうがない」。阪神との「7月9番勝負」の初戦。両軍とも10安打を記録したが、結果は5点差がつく完敗だった。
勝ち運に見放されたようなプレーが続いた。1-0の3回2死満塁の守備では、林のゴロを一塁手ウッズがはじく適時失策。4回2死満塁の守りではデラロサが新井のゴロに追いついたが、ボールをはじいて2点を奪われた(記録は内野安打)。同点の5回1死二、三塁では浅尾が藤本に二ゴロに打ち取ったかに見えたが、ボールをさばいた二塁手荒木が三塁走者林の本塁タッチアウトを狙い痛恨の野選。荒木は「完全な判断ミスです」とうなだれた。そして6回に登板した平井は3失点し「全部のボールが悪くて…」と悔やんだ。
勝たなければならない試合だった。約2カ月ぶりの直接対決で「先勝」すれば、優位に立てる。大事な初戦に落合監督は、体調が万全でない谷繁と、6月30日に再登録したばかりの李をスタメン起用。さらにリーグ再開前に自ら「考えすぎるな」とアドバイスを送った次代のエース中田を、初戦にぶつけた。しかし結果は無残だった。
今季阪神戦は2勝6敗1分け。セ・リーグ他球団には勝ち越しているが、唯一阪神に負け越している。この日でゲーム差は7・5。だが指揮官は「20ゲームぐらい離れてもひっくり返す」と話しており、あきらめるつもりはない。この日はファームで離脱中の森野、井端が実戦に復帰している。ベスト布陣がそろうまで踏ん張るしかない。【益田一弘】
[2008年7月2日10時55分 紙面から]
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