<ソフトバンク0-1西武>◇20日◇福岡ヤフードーム
ソフトバンクの5年連続V逸が、132試合目で決定した。同時にクライマックスシリーズ(CS)への自力進出の可能性も消滅。試合内容がその現実をさらに際立たせる。「何か解説してほしいね。毎回、ヒットは出てるんだけどな」。延長10回、142球を1人で投げた和田を見殺す黒星だけに、王監督も総括の第一声を失った。
拙攻の連続だった。9回まで毎回安打を記録。うち4度、得点圏には走者を進めた。9回には1死一、三塁のサヨナラチャンスもつかんだ。結果は10安打無得点。9月はこれで3勝12敗だが、安打数に限れば9勝5敗1分け。得点効率の低さは如実に表れている。「うちらしいのびのびした野球ができてないな。打てない要因はあるんだから。相手の投手がいいのもあるけど、各自が対策を見つけないと」。チャンスメーカーにはなれてもヒーローにはなれない野手陣に、王監督は自省を促した。
和田が延長戦まで登板した試合は今季これが3試合目だが、30イニングで打線の和田への援護はわずか2点だ。「投手は0点じゃ、いい投球をしても勝てないから。10回?
ほかの人に任せるより本人に任せた方がね」と、王監督は敗戦投手となった和田をかばった。「みんな持ってるものはあるんだから。それが出れば必ず勝てる。今はそれが出ていない」と王監督は言い残し、監督車に乗り込んだ。3位ロッテとは3・5ゲーム差。残り12試合で、その持てる力を出せるのか。【中村泰三】



