<横浜2-7広島>◇5日◇横浜

 横浜川村丈夫投手(36)が12年間の選手生活に別れを告げた。1回表のマウンドに立ち、真っすぐ3球で東出を空振り三振に打ち取った。優勝した98年に開幕投手を務め、日本一を決めた日本シリーズ第6戦でも先発を務めるなど、横浜ファンには印象深い投手。試合後のセレモニーで川村は「神奈川出身のボクは横浜スタジアムにあこがれて野球を始めました。どれだけホームランを打たれたか分からないけど、このスタジアムで日本一になれ、最後も投げられて本当に幸せな男です」と話し、横浜ファンならず広島ファンからも大きな拍手を送られた。来季からは2軍投手コーチへの就任が有力となっている。