父の故郷で花を咲かせる。日本ハムからドラフト6位指名を受けた帝京・杉谷拳士内野手(3年)が5日、都内の同校で今成スカウトから指名あいさつを受けた。俊足両打ちの杉谷は「父から『ここからが勝負で気を引き締めていけ』と言われています。巨人木村拓也選手のように嫌らしい打者になりたい」と抱負を口にした。

 祖父の住む北海道には何かと縁がある。父満さん(45)は南茅部町(現函館市)出身の元プロボクサーで、WBAフェザー級世界ランク1位になったこともあり、89年には世界戦も戦った。兄翔貴さんは東農大生産学部(網走市)の野球部1年で、杉谷は「北海道に何かあるのかなと思う。将来は北海道の顔になりたい」と笑った。

 入団後は一つの希望がある。「母(真寿美さん=39)が占いで『杉谷』という画数7続きはツキがなくなると言われたらしいので、拳士とか登録名を相談したいです」。現在、ジムのトレーナーをする父の思いがつまった『拳』を強調する考えもある。「同世代には負けたくない」。入団テスト受験を経た元気印の内野手が、プロ野球という“リング”に上がる。【村上秀明】