外野手二岡のウルトラCは封印する。日本ハム梨田昌孝監督(55)は16日、巨人から交換トレードで加入する二岡の外野起用に否定的な考えを示した。巨人時代の02年に2試合出場経験があることを認識しているが、現時点では遊撃と三塁の2ポジションで競わせる方針だ。
頭をかすめた仰天プランを完全にかき消した。梨田監督は秋季キャンプ地の沖縄・名護で、来季の新戦力となる二岡の可能性について言及。現時点では外野手での起用には消極的な姿勢を示した。
梨田監督
外野経験?
そうなんだよな、あるんだよね。見てみないと分からんけど(故障経験のある)足のこともあるからな。外野が負担がかかるから今は考えていないかな。二岡に外野をやらすのはゼロに等しいくらい。ショートとサードの掛け持ちだろう。
巨人の遊撃手を務めてきたイメージが強いが、実は日本シリーズMVPに輝いた02年の開幕戦(対阪神)は左翼手でスタメン出場を果たしている。体調不良の選手との兼ね合いで巨人原監督の臨時的な起用ではあったが、左翼二岡として計2試合に出場し、5度の刺殺で守備率10割の記録が残っている。
今季の日本ハムでは小谷野が場合に応じて三塁、左翼、一塁の3ポジションを守り、使い勝手のいい選手として重宝される存在だった。二岡にも起用の幅が広がるに越したことはないが、度重なる下半身の故障を考慮し、外野兼用の特別プランは封印。まずは遊撃手としての再起を促す考えが強い。
レギュラー奪取へ金子誠、陽らとの競争をあらためて明言。「勝負強いところがあるし、巨人は坂本が出てきたが故障さえなければ力で奪われたとは思っていない」と、右の強打者に期待する。外野起用の裏技は頭の奥にしまい込み、内野の守備力をじっくり見極めていく。【村上秀明】




