来年のテーマは「パクリ」です。日本ハム森本稀哲外野手(27)が21日、来春のキャンプ初日でのパフォーマンス敢行を予告した。横浜市のパシフィコ横浜で行われたプロ野球選手会主催の「ベースボール・クリスマス

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 横浜」に参加。すでに準備していることを明かし「来年はすごいパクリをやります」と高らかに宣言した。

 プロ野球選手の“正月”とも言われる来年2月1日へ向け、仕込みを完了していた。所属マネジメント事務所「レハサフ」の代表取締役を務めている、師匠の新庄剛志氏(36)にデザインを依頼している「身に着けるもの」が、もう1つのヒントだそう。さらには「こんなのやって大丈夫かなぁ」と腰が引けるほど、やや不謹慎なサプライズを仕掛けるつもりでいる。

 ただ本末転倒なのが「パクリ」という点。この日のトークショーで「キター!」の決めゼリフでおなじみのオリックス小松と同席し、シーズン中に森本が“ダメ出し”をしたことを暴露された。大ブレークしたが「マネはダメ」と、ひちょりはかたくな。ただ自分自身に関しては、やや甘く「パクリというかパクリかなぁ」と歯切れが悪かったが、容認した。

 来季は共演希望を持つオリックス下山と敵地大阪での実施も明言。「ビジターでやるっていうのは目標だった」と、仰天活動の幅を広げていくつもりでいる。ただ禁じた小松との共演は、自身の存在価値に対する危機感からなのか「キター!は?

 それはパクリのパクリになるんで、やりません」。自前のサンタクロースの衣装姿で真顔で語り、なぜか手厳しい。今季のパ・リーグ新人王以上の“パクリ芸”を披露できるのか。元祖パフォーマーにとって進退をかけた、勝負の春になる。【高山通史】

 [2008年12月22日9時45分

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