野球人は歯が命!?

 日本ハム中田翔内野手(19)が、歯列矯正を検討している。打者にとってインパクトの瞬間に力がかかる歯は、重要な部位の1つだ。中田は歯並びが悪いことを気にしていただけに、来年中にも専門の歯科医で治療する考え。グラウンドで結果を残すために、体の準備も怠らない。

 ファンを魅了する特大ホームランのために、細かい部分も手入れする。中田は「お金がかかってもやりたいと思ってるんですよね」と話す。春先にはマウスピースを着用。だが「オエッてなるんですよ」となじめなかったこともあって、今後のためにも本格的な歯列矯正を検討する。

 バットがボールに当たる瞬間、打者の歯、特に奥歯には相当の力がかかると言われる。ケアをしなければボロボロになるともいわれ、多くの選手がオフには歯医者に通う。かみ合わせが悪いと骨格全体にも影響を及ぼし、蓄積疲労による腰痛や首痛にもつながる。大きな体が特徴的な中田にとっては、特に見過ごせないポイントだ。

 今季は左手首の骨折もあって1軍未出場に終わった。「ファンの方の期待に応えることができなかった。来年はキャンプからどんどんアピールして、1軍で出られるようにがんばります」。勝負の2年目、そして球界を背負って立つであろう将来のため、“弱点”は克服していく。

 [2008年12月31日9時38分

 紙面から]ソーシャルブックマーク