ヤクルト木田優夫投手(40)が11日、年始の誓いで「独身会長」からの卒業を誓った。都内のホテルで後援会主催の激励会に参加。今季の目標に「1にこだわる。リーグ1位(優勝)と1回目の結婚をしたい」と“嫁取り”を宣言した。

 今年でプロ23季目、恒例の激励会も20回目を数えるが、その間、木田は独身を貫いてきた。「野球が落ち着いてから。野球をやっていると恋愛も進展しない」とストイックに修行僧のようなポリシーを持ち、しかも「できる環境があればいつでも投げ続ける。自分から辞めることはしない」と生涯現役すら口にする。

 不惑を過ぎれば健康管理も大切になる。そんな教え子の身を案じてか、祝辞に立った日大明誠時代の監督・福島光敏氏(59=日大豊山監督)が結婚のススメ。「横浜工藤が現役を続けられるのも子供が5人いるから。早く子供をつくれ。50歳までプレーできる」と身を固めることを説いた。木田も恩師の言葉に「結婚できない男を返上して、少子化問題を解決したい」とその気?

 になっていた。13日から渡米し約2週間、ロサンゼルスで自主トレを行う。

 [2009年1月12日8時57分

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