球児先生にならうぞ!
阪神安藤優也投手(31)が「火の玉ストレート」習得を目指し、フォーム改造に着手した。20日、甲子園クラブハウスで自主トレを公開。2月の春季キャンプの課題について直球のキレを磨くことを掲げた。藤川球児投手(28)を参考にして、左足を踏み出す幅を大きくしてリリースポイントを前にもってくるフォームを模索中。「打てると思っても空振りする」といわれる藤川の「火の玉ストレート」を理想とした。
安藤が、球界最高のストレートを目標に定めた。今季の課題について「まっすぐをいかにキレよく投げられるか。球速ではなくキレ。直球を狙われても打ち損じ、ファウル、空振りになるとか。狙われていても打たれないまっすぐを磨きたい」と話した。理想として頭の中にあるのは、藤川の「火の玉ストレート」だ。
そのためにフォームを改造する。参考にするのは藤川だ。現在はリリースポイントを前に持っていくフォームに変更中。ポイントになるのは踏み出す左足の歩幅だ。従来の6歩半を7歩にする。約14センチのチェンジ。「いかに前で離すか。ホームまでの18・44メートルの中で1センチでも2センチでも前で離せればいい。それができているのが球児」。安藤から見れば、藤川は歩幅7歩から7歩半も踏み出しているように感じるという。「目指すところはそこ。自分もあそこまで近づければいい」と話した。
投手の歩幅は一般に6歩半といわれる。歩幅が広がるとリリースポイントが打者寄りになり、ボールを持つ時間も長くなる。下半身に負担がかかるが、打者にとってはボールを見極める時間が短くなり、より近いところから投げられているように感じるという。
安藤は昨季チームトップの13勝を挙げた。自己記録を出した翌年のフォーム改造は、向上心のあかしといえる。「自分の中ではかなり意識して変えている。成功するか、わからないがやってみる価値はある」。
2月1日の春季キャンプ初日にブルペン入りする意向を示すなど、調整は順調そのもの。期待がかかる開幕投手については「ライバルはたくさんいるが、開幕を目指して頑張っていきたい」。現状に満足することなく「火の玉ストレート」に挑戦する。【益田一弘】
[2009年1月21日10時38分
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