第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表監督の王貞治相談役(68)が28日、WBCのビデオ判定導入を歓迎した。フェンス、両翼ポール際の本塁打限定で採用される見込みで、「支障がなければいいんじゃないかな。今の球場はお客さんは見やすいけど、審判、選手には見えにくいこともある。今のビデオはよく見えるし、いいんじゃないかな」と話した。自身が代表監督を務めた第1回WBCでは2次リーグ初戦の米国戦で、米国の球審の誤審でサヨナラ負けした。「選手も審判も前回は初めてで分からないこともあった。今回がようやく1回目みたいなもの。これ(ビデオ判定)もワンステップ進んだし、3回、5回とやれば慣れていくよ」と大会の成熟に期待を寄せた。

 [2009年1月29日9時33分

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