ヤクルト青木宣親外野手(27)は世界一の余韻をリセットして、阪神戦に臨む。「WBCが終わってから、意識的に1度気持ちを切った。(その効果もあって)最高のコンディションでシーズンを迎えられる」と2日、笑顔で話した。

 チームに戻ってからオープン戦に出場予定だったが、疲労からくる背筋痛と発熱で欠場した。周囲の心配をよそに「むちゃくちゃ寝たし、抜け殻みたいにダラダラしていたので、もう大丈夫です」と、心身ともにリフレッシュして日本一を目指すシーズンへと臨む。

 WBCでは3番の打順に座り、最多タイの安打数を記録するなど大活躍を見せた。高田監督も「日本代表で3番を打ってたんだし、緊迫した試合をやってきているから何にも心配していない」と、不動の打順で先発させることを明言した。

 切り替えた青木は、ともに世界一を味わった阪神守護神の藤川については「相手の必勝パターンなので、登板させないような展開に持って行きたい」と、力を込めて話した。【松本俊】

 [2009年4月3日8時52分

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