14日の巨人戦(横浜)に先発予定の横浜ルーキー藤江均投手(23)が11日、リベンジを誓った。好投が報われなかったプロ初先発の相手との再戦になるが、横浜スタジアムで練習を行ったこの日、藤江は「やられたらやり返すつもりでいないと。いくらいい投球をしても、負ければ無になってしまう」と語気を強めた。

 つめ跡は残る。前回7日の登板では7回途中まで1失点も、中継ぎ陣の乱調で逆転負け。藤江も1回、小笠原から右腕に鋭い打球をお見舞いされた。「今までで一番痛かった。(打球の)回転をいただきました」と笑った。患部のアザは残ったままだが「全然大丈夫です」と目を輝かせた。

 もう「初もの」ではない。それでも「同じ投球をしてもやられる。前回の投球を利用したい」と自信を漂わせた。体全体を使ったダイナミックな投球スタイルで、巨人キラーに名乗りを上げる。【今井貴久】

 [2009年5月12日8時27分

 紙面から]ソーシャルブックマーク