元ロッテの喜多隆志監督(44)が率いる興国が春の大阪大会で45年ぶりの決勝進出を果たした。

3回に1点を先制すると、5回にはクリーンアップに3連打が生まれて1点を追加した。投げてはエースでサイド右腕の熊谷直也投手(3年)が9回を投げきり5安打1失点。ゲームセットをマウンドで見届けるとガッツポーズも飛び出し、「うれしかった。近畿大会に行った経験が武器になっている。打たせて取るピッチングができた」。エースの好投で接戦をものにした。

喜多監督は「ピンチが多かったですが、しのいでしのいでワンチャンスでという自分たちの野球ができた。うまいこと束になってスタンドも含めて興国らしい戦いができている」と決勝進出を喜んだ。

興国は春夏7度甲子園に出場しており、68年夏には初優勝。75年夏を最後に甲子園からは遠ざかっている。指揮官は勝ち進むたびにOBから声をかけてもらう機会も増えたといい、「なんとか夏の甲子園大会に向けて明日も戦いたい」と決勝は夏へ弾みをつける一戦にするつもりだ。

決勝は履正社と大阪桐蔭などを撃破し、プロ注目で主将の今坂幸暉(ともき)内野手(3年)を擁する大院大高と12日に対戦する。