<楽天7-3日本ハム>◇13日◇Kスタ宮城
連続完投記録を阻止しても、日本ハムの単独首位はわずか1日で終わりを告げた。連勝は「4」でストップ。梨田監督は敗戦の弁で、自軍の“敢闘”をたたえた。「マー君から打てた。次につながると思う」。対田中では今季最多の8安打を浴びせ、7回で降板へと追い込んだ。「休み明けだったから、意外とついていけた」と予想以上に20歳右腕に抵抗したが、早くも今季2戦2敗になった。
打線に焦点が当てられがちだが、自慢の守備のほころびが敗因の1つだった。3回無死二塁で聖沢の一塁線のバントを、ヒメネスが処理。捕球する瞬間、白い物体が地面に落ちた。謎の異物は、寒さ対策のために、利き腕の左手に握り締めていた携帯カイロだった。手品のような早業でボールを握り直して送球したが、もちろんセーフ(記録は安打)。そこから決壊、先制点を含む3点を献上した。
続く4回もヒメネスだった。1死三塁から、またも聖沢のスクイズを処理したが、一塁へ悪送球。一気に三塁まで進塁され、連続スクイズで痛恨の5点目を失った。4回に中堅へソロを放ったが、その活躍も水の泡になる助っ人の守乱。梨田監督は責めはしなかったが、「いいクスリになると思う」とあきらめ顔だ。
負傷で欠場したスレッジの代役の5番が、この日のキーマン。8回には小山の死球寸前の内角高めへの攻めに激高して一瞬、詰め寄り、乱闘寸前の不穏なムードになった。結局、フォークで空振り三振。「まっすぐで勝負してほしかった」とフラストレーションのはけ口にしかならなかった。愛称「ヒメちゃん」からは想像できない、かわいくないミス&放送禁止用語のダブル連発。カイロではなく、本当につかまなければいけないジャパニーズ・ドリームが、また遠くなった。【高山通史】
[2009年5月14日9時38分
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