<日本ハム1-2広島>◇2日◇札幌ドーム

 状況を打開する一打は生まれなかった。日本ハム中田翔内野手(20)は、8回1死の場面で代打で登場。だが2度のフルスイングも、バットに当たることはなかった。「やっぱさすがですね。エース級のピッチャーと対戦できて、今日は勉強になりました」。懸命に前を向いた。

 マウンド上にいたのは、大阪桐蔭時代に数度の対戦経験がある、1年先輩のPL学園出身前田健。「高校の時のイメージはあまりない」と振り返ったが、初球の141キロ直球を豪快に空振り、続いて2球連続のカーブを見逃してカウント2-1。最後は最速146キロの直球にバットはかすりもしなかった。

 試合後、梨田監督は「中田?

 それは、もう言わない」と口を閉ざしたが、左太もも裏痛で2軍調整中のスレッジについて山田GMが「(合流は)5日くらいには大丈夫かな」と話しており、3日の広島戦(札幌ドーム)が終われば、入れ替えが行われる可能性が高まった。当然、DHや代打起用に限定されている中田が降格の候補になる。

 1軍で生き残るためには、戦力として必要であることを示さなければならない。1軍の舞台に上がって2週間。正念場がやってきた。【本間翼】

 [2009年6月3日9時26分

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