阪神が、異例の実戦仕上げでリーグ再開に備える。23日から全体練習を再開させて、26日横浜戦(甲子園)を迎える。24日にはシーズン中では珍しいシート打撃を行い、投打ともに実戦感覚を磨く。桜井広大外野手(25)、葛城育郎外野手(31)、平野恵一外野手(30)らは、23日からのウエスタン・リーグ、オリックス3連戦(鳴尾浜)中に試合出場する予定。桜井は「どんな場面でも大事にしていきたい」と意欲を見せている。

 岡野手チーフコーチは「できるだけ実戦をやるようにしたい。(リーグ再開は)2度目の開幕のようなもの。仕切り直して、気合を入れないといけない」と説明。山口投手コーチも「シート打撃とウエスタン・リーグには、先発も中継ぎも両方が投げることになるでしょう」と話す。2軍戦ではリーグ再開から本格的にローテーション入りする岩田の調整登板も予想され、ブランクをつくることなく、横浜3連戦に備える。

 [2009年6月23日11時28分

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