バットを握るな!

 打撃不振の阪神新井貴浩内野手(32)が23日、和田打撃コーチから、チーム練習再開の25日までの2日間スイング禁止令を出された。「新井には『この2日はバットを握るな』といっている。2日間で切り替えてもらいたい」と同コーチ。練習の虫である新井に対し、強制的に休養をとらせた形だ。

 新井は開幕から3カ月半、低空飛行を続けている。打率2割1分6厘、得点圏打率2割3分2厘、出塁率2割5分9厘と苦しい状況を打開できず前半戦を終了。和田コーチは「精神的につらい時期だと思う。ただ野球選手である以上、そういう時期もある」。「バット禁止令」は不振に悩む新井に対するショック療法という面もある。

 新井はこの日、労組日本プロ野球選手会会長として24日の同総会に出席するために札幌入り。「頑張るだけです。とにかく頑張ります。何を言ってもいいわけになるので、それだけです」。悲壮な覚悟のポイントゲッターは、異例の指令を守り、頭を真っ白にして、浮上のきっかけを探すことになる。

 [2009年7月24日10時59分

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