日本ハム・ダルビッシュ有投手(22)が、最悪の事態を免れた。24日のオールスター第1戦で右肩に打球が直撃、負傷降板して一夜明けた25日、札幌市内の病院で精密検査を受けた。診察結果は「右三角筋中央部の打撲」。当面はノースロー調整になるが、痛みが治まり次第、本格的な投球練習が再開できる見込み。球宴明け登板初戦に予定されていた31日ソフトバンク戦(札幌ドーム)を視野に入れて26日、チームへ合流し再始動する。
大ピンチを回避した。志半ばで球宴離脱したダルビッシュには、せめてもの吉報になった。この日午前に約1時間かけて行われたエックス線、MRI(磁気共鳴画像装置)検査の結果は「右三角筋中央部の打撲」だった。筋部分ではなく、骨部分の打撲であれば全治は2週間程度になる可能性があった。球宴第2戦の広島で報告を受けた梨田監督は「様子を見てみないと分からないけれど一安心」と安堵(あんど)した。
前夜の悪夢が少しは、和らいだ。第1戦の先発を任され、巨人ラミレスの痛烈なライナーのピッチャー返しを右肩に受けた。その時の球団トレーナーの所見でも大事には至っていないとの判断だった。念のため精密検査を受けるため、この日の球宴第2戦への帯同を取りやめた。一夜明けても負傷部分の腫れ、内出血も悪化しておらず、予想以上に軽症で済んだ。
ダルビッシュはこの日、精密検査が終了後、札幌市内にある合宿所へ直行。「今日とか体を動かしたら、まずいですか?」と同行した福島トレーナーの了承を得て早速、体をほぐしたという。痛みがなくなり次第、キャッチボールを再開し、本格的な投球練習が行える見込み。中垣チーフトレーナーは「今後は痛みが和らぐのを待って、キャッチボールを再開する」と本格復帰までの青写真を説明した。
後半戦の初戦のマウンドに予定されていたのが31日、首位争いする2位ソフトバンク戦。梨田監督は「1回、(ローテーションを)飛ばすかどうかは分からない」と慎重だったが、回復状況によっては予定通り、先発できる可能性が出てきた。痛みがひかなければ、登板日を微調整することも考えられるが、一番懸念していた長期離脱は避けられるメドが立った。26日にチームへ合流。ダルビッシュが、再びトップギアに入れる時まで、少し羽を休める。【高山通史】
[2009年7月26日12時30分
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