楽天が「飛ぶボール」で、後半戦の大飛躍を狙う!

 楽天は07年から主催試合の試合球を、前半戦はゼット社、後半戦はミズノ社のボールを採用している。ミズノ社製のボールはいわゆる「飛ぶボール」。楽天の今季チーム本塁打はリーグ最少の54本塁打だが、後半戦は飛距離アップが期待される。主砲山崎武司内野手(40)は、28日からの西武2連戦(盛岡、秋田)に向けて「これまでよりも飛ぶ訳だから。東北シリーズで最低1本は打ちたいな」とニヤリと笑みを浮かべボール変更を大歓迎。ちなみに昨季の前半戦チーム本塁打は1試合平均0・5本で、後半戦は同1・2本と2倍以上、打っている。ただ、野村克也監督(74)は「『飛ぶ』ちゅうことは『飛ばされる』ちゅうことや。投手の意識過剰が怖い」と、むしろ投手陣を心配した。

 [2009年7月28日7時27分

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