ソフトバンクは18日から本拠地で3位西武、首位日ハムと3試合ずつの6連戦。後半戦最大のヤマ場とみた首脳陣は、ローテーションを組み替えて、ダルビッシュ攻略に前回日本ハム戦で好投した大隣憲司投手(24)を投入する。3年越しに9連敗中の天敵が登板する21日の日本ハム初戦に中9日で起用。首位日本ハムとは7ゲーム差で、瀬戸際で勝負に出た。
もう後には引けない。順位表のゲーム差が激しく変動する直接対決でソフトバンクは真っ向勝負に出た。6連戦を翌日に控えた17日、高山投手コーチは先発ローテ再編を明かした。「大隣はハムの初戦に行かせる予定です。今、何がベストか考えてのこと」。週の後半で刀を交える首位日本ハム戦をにらんで、動いた。
12日楽天戦に先発した大隣を当初の中6日から中9日と調整期間を伸ばして、21日の日本ハム初戦にぶつける。相手は3年越しに9連敗を喫しているダルビッシュが先発の予定。現在防御率、勝利数で「2冠」の天敵を向こうに回し、各球団は厳しい戦いを強いられている。そんな「悪条件」で大隣を指名する理由は3点ある。
<1> 前回の日本ハム戦(7月14日)で6回5安打1失点との好投。今季パ・リーグ相手で唯一の無四死球だった。 <2> 再編前のローテなら登板するはずのジャマーノが下降気配。 <3> 大隣は今季西武との対戦防御率が9・31とパでは最悪の相性。従来ローテなら西武の3戦目(20日)となるだけに、これを回避する側面もある。
日本ハムとの残る2試合は信頼度の高いホールトン(8勝)と杉内(14勝)が従来のローテ順で投げ、18日からの西武3連戦は初戦が予定通り高橋秀、そして藤岡とジャマーノが中6日から中5日へ変更されて続く。高山コーチは「この6連戦でだいたいのものが見えてくるだろう」と、後半戦最大のヤマ場とにらんだ勝負手となる。
首位との直接対決で先陣役を任された大隣は「どんな相手でも言われたところで投げるだけ」と気負いはない。前回登板で強烈な打球を受けた左脇腹について「リブロースは大丈夫です。僕の良質な脂肪が守ってくれました」とジョークを飛ばし、リラックスした雰囲気だった。逆転Vへ望みをつなぐのか、それとも…。1週間後には1つの答えが出ることになりそうだ。
[2009年8月18日10時55分
紙面から]ソーシャルブックマーク




