阪神が今オフの補強で韓国球界で活躍する外国人2投手に注目していることが24日、分かった。ウィリアムスの不振により、外国人の再編成が課題に挙がっている。調査担当者が韓国で調査をしているが、ハンファの左腕ブラッド・トーマス投手(31)と起亜のアキリノ・ロペス投手(34)をリストアップした。野手では韓国代表の4番金泰均内野手(26=ハンファ)に強い関心を示しているが、球団首脳は「当然(投手も)チェックする必要はある」と話す。

 05、06年に日本ハムに在籍して78試合に登板して5勝6敗2セーブだったトーマスは、ハンファの守護神。今季はチームの低迷もあって4敗9セーブだが、昨年は31セーブでタイトル争いを繰り広げた。セットアッパーの期待がかかる。

 ドミニカ共和国出身のロペスは、右の本格派だ。首位を走る起亜で先発ローテーションの柱として11勝をマーク。190センチの長身からの力強い投球で、今季は11勝4敗。2人はともに年俸が3000万円前後と格安なのも魅力的だ。

 [2009年8月25日7時11分

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