原巨人が2パターンの先発ローテーションを用意し日本ハム打線を封じ込む。日本シリーズ第5戦以降の先発は、勝敗や各投手の状態に応じ、臨機応変に変更することが27日、分かった。序盤戦で順調に白星を重ねれば、第5戦は東野が先発予定。劣勢で後半戦を迎えた場合は、ディッキー・ゴンザレス(30)&ウィルフィン・オビスポ(25)の外国人右腕コンビを一気につぎ込む策を打つことが濃厚だ。ツープラトンの先発布陣で、何が何でも02年以来の日本一までたどり着く。

 日本一奪回へ、巨人の先発ローテーションは臨機応変型だった。右ひじ痛を抱えるグライシンガーはシリーズ登板が絶望。この日の全体練習後、短期決戦の経験が豊富な香田投手コーチは「2パターンくらいは用意しないといけない。シリーズに入っての調子もあるし、勝敗などの状況を見て総合的に判断しないと。最後は監督が判断する」と話した。初戦からはゴンザレス-内海-オビスポ-高橋尚と起用。第4戦までは左右のジグザグ順にローテーションを形成することになりそうだ。

 ポイントとなるのは第5戦以降だ。香田コーチは「中3日のケースも当然出てくるし、エースの投入もある」と剣が峰でのローテ再編を示唆した。4戦を終えて星取りが優位な場合は東野を起用することが濃厚だが、万が一劣勢な場合はゴンザレスを中4日で起用する可能性が高い。東野は先発、中継ぎと適用能力は十分。ロングリリーフなど、中継ぎとしてフル回転させることもできる。

 オビスポの存在も鍵を握る。第6戦にもつれ込んだ場合は、3戦目から中3日で先発するウルトラCを使う可能性もある。今季彗星(すいせい)のごとく登場した救世主。昨季は2軍でクローザーを務めるなど、連投経験も豊富でスタミナ面は問題なし。6勝したレギュラーシーズン同様に、中日とのクライマックスシリーズ(CS)第2ステージ第2戦でも勝ち星を挙げ、短期決戦での強さも証明済みだ。

 昨季は第5戦で王手をかけたが、連敗で日本一奪回を逃した。同じ轍(てつ)を踏まないために、大事な終盤戦は戦況と状態を慎重に判断した上で、先発ローテを決める。グライシンガーの不在は痛手だが、豊富な投手陣でカバー。防御率2点台を誇った投手陣の底力を、頂点を決める舞台で見せる。【久保賢吾】

 [2009年10月28日16時12分

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