捕手戦争が勃発(ぼっぱつ)した。9日の今キャンプ初となるシート打撃で、阪神の若手捕手陣3人がこぞって猛アピールした。城島加入で危機感は募るが、真弓監督も「こればっかりは挑戦していかないと。ベンチに入るとか、1軍に残るとかいうだけではね」と競争心をあおった。
まずは岡崎太一捕手(26)が持ち前の強肩を披露。俊足の大和の二盗を阻止すると、水田、野原将の盗塁も阻止。吉田バッテリーコーチも「若い3人ではスローイングは1番」と評価した。清水誉捕手(25)はバットで見せた。渡辺から放った強烈な打球は、左翼フェンスの金網を突き破る一撃になった。和田打撃コーチも「打つ方でもベンチに入れるかもしれない」と目を細めた。今季の正妻、狩野恵輔捕手(26)もだまっていない。渡辺、石川からしっかり2安打放ち、それぞれに特徴を出した。
「一喜一憂していられない。自分のことをしっかりやる」。狩野が話すように、本来秋季キャンプは個人の力を伸ばす期間。ただ、状況が状況だけに注目が集まるのも必然だ。城島、矢野と大きな壁が立ちはだかるのは事実。しかし、現実から目は背けられない。「やるしかないでしょ」。岡崎のこの言葉がすべてだ。
[2009年11月10日11時39分
紙面から]ソーシャルブックマーク




