寅(とら)年をタイガースイヤーにせよ!

 阪神の球団納会が19日、大阪市福島区のホテル阪神で開かれた。リーグ4位に終わったナインを前にあいさつした坂井信也オーナー(61=電鉄本社社長)は、「寅年の来年こそリーグ優勝、日本一になって」とゲキを飛ばした。18日に出席したプロ野球コンベンションにも触れて「(0人に終わった表彰選手を)来年は阪神勢でジャックしてほしい」と鼓舞した。

 穏やかな表情と語り口だったが、妥協は許さなかった。坂井オーナーがシーズン納めのケジメの日に、ナインへの高いハードルを設定した。2010年こそ、V奪回と日本一を。それは、タイガースを名乗る球団の宿命だと訴えた。

 「昨年が悔しい思いをしてリベンジ、再チャレンジを掲げたシーズンだったが、こういう結果に終わった。来年こそこのマグマを爆発させて頑張ってもらいたい。4年間、優勝から遠ざかり、来年はトラの年でもあるのでリーグ優勝、日本一の高みを目指して頑張っていただきたい」。

 12年に1度巡ってくるえとの寅(とら)年にひっかけて、猛虎魂をくすぐった。足しげく甲子園のバックネット裏に通いながら、今季は5年ぶりBクラスとなる屈辱の4位。悔しさを晴らす、来季V奪回の号令を飛ばした。

 18日には都内での12球団オーナー会議に出席。会議後にはタイトルホルダーを表彰するコンベンションにも参加した。最前列のテーブルに陣取り、栄冠をつかんだ各チームの選手、監督に拍手を送ったが、そこに自軍の選手は1人もいなかった。

 「実は昨日、コンベンションにうかがったが、みなさんの姿を見ることはなかった。来年こそは阪神一色で、コンベンションジャックというか、これなら東京でなく大阪でやった方がええなと言われるくらいの活躍を期待します」

 奮起を促すメッセージを受けて壇上に上がった真弓監督は、「今年は悔しい思いをしたが(シーズン)最後の追い上げ、オフの補強、秋季キャンプを経て来年が来るのが楽しみ、待ち遠しい心境になっている。来年はきっとリーグ優勝することを祈っています」と返答した。

 会場にいた現メンバーに、マリナーズを退団した城島が加わる。外国人投手の大量補強も進めており、雪辱を果たす陣容は固まりつつある。98年は6位、86年は3位、74年は4位ながら62年にはセ・リーグ初優勝を果たしている。ドラマが多い寅(とら)年のトラに、坂井オーナーがV奪回の命題を与えた。

 [2009年11月20日11時5分

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