西武涌井秀章投手(23)が23日、千葉・松戸市の運動公園野球場で行われた市民栄誉賞授与式に出席した。今年春から、自らも所属した市内ジュニアソフトボール大会に「涌井杯」を創設。優勝チームを西武の公式戦にも招待した。実績だけでなく、地域への貢献度も評価されての受賞。野球発展のため、涌井からは寄付金を贈呈した。金額はプロ通算勝利数×1万円分に決め、56勝分の56万円を手渡し「野球のために使ってほしい。毎年続けたい」と勝ち星量産を誓った。

 この日は市内小中学生330人の野球部員が集結。質問コーナーで「メジャー希望は?」の質問が飛ぶと、「半分半分ですね」と意味深な発言。式典後は「突っ込まれると思ってました。再来年ぐらいかな?」と笑って、はぐらかした。25日には2度目の契約交渉を予定し「まだチームと契約してないんで」と徹底抗戦に気合十分だった。

 [2009年12月24日7時47分

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