西武ドラフト1位ルーキー菊池雄星投手(18=花巻東)が、同年齢の男子プロゴルファー石川遼(18)と初対面することが12日、分かった。両雄は1月15日のテレビ朝日主催「日本プロスポーツ大賞授賞式」に出席。プロスポーツ界の先輩となる石川に、プロ1年目の菊池が一流の教えを受ける。

 菊池にとっては念願の対面が実現する。菊池は大舞台で次々と新しい歴史を築き上げる石川から貴重なアドバイスを受けられるチャンスを喜んだ。

 菊池

 世界でも活躍している選手。人間的にもできていて、コメントを聞いていても参考になります。自分はまだまだですが、早く追いつけるように頑張りたい。

 石川にあやかって、この1月から同じヨネックス社のウエアを使用。「石川君は同じ年で、自分の中でやれば(同じように)できるんじゃないかというのもあります」。石川の活躍は自身のモチベーションにもつながる。当日は質問攻めで自己啓発を行う。

 この日は、西武第2球場での新人合同自主トレ第1クール最終日。左肩の仕上がりは順調で、全体練習終了後には無人のブルペンに入って軽めの投球練習を行った。ネットをめがけて51球。山なりのボールだったが、投球フォームを入念に確認した。

 本格的な投球練習は19日以降を予定しているが、待ち切れない様子だった。ウエート室では約1時間、初対面だったエース涌井と練習をともにした。「涌井さんには一緒に頑張ろうと言われました。予想通りプロの練習はきつかったが、充実した4日間でした」。ここまでの達成感、この先への期待感が18歳の表情に浮かんでいた。

 [2010年1月13日8時44分

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