楽天宮出隆自外野手(32)が久米島キャンプ第2クール初日の5日、ブラウン監督から熱血打撃指導を受けた。ロングティーの時間が来ると「宮出、カモン!」と突然の指名を受けた。どんなコースでも同じスイングで対応するようにと、シンプルなアドバイスを受けると、直接指導が始まった。まずはティー打撃が37球。監督直々ボールを手で置いた。続いて126球のトス打撃。ブラウン監督は「彼がヤクルトにいるころから、能力のある選手と思っていた。彼のスイングの特徴を知るために(直接指導を)行った」と対話の一環と話した。

 キャンプ初の“ブラウン塾”に宮出は「そりゃ、緊張しましたよ。監督のおっしゃることは、僕の感覚と遠くはなかった。何事も挑戦することが大事だと思います」と指導に感謝していた。この日は銀次にノックも行った。同監督は「僕はそのために給料をもらっているから」と、特別なことではないと強調。対話路線は着実に進行している。【金子航】

 [2010年2月6日12時3分

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