<中日4-4ロッテ>◇1日◇ナゴヤドーム

 ロッテの新助っ人金泰均内野手(27)が来日1号をマークした。4回、バルデスの139キロ真ん中直球をバックスクリーン右へ130メートル弾。オープン戦2試合で6打数無安打と不調だったが、タイミングの取り方を修正し3安打1打点と本領発揮した。「日本人投手と初めて対戦するので、自分が持っている3~4種類のタイミングの取り方をいろいろ試している。今日は韓国時代のものに変えた」と、高い修正能力で4番の仕事をこなした。

 キャンプ終盤からややお疲れモードだったが気持ちを奮い立たせたのが、バンクーバー五輪女子フィギュア韓国代表で金メダリストの金妍児(キム・ヨナ)の活躍だった。2月26日のフリー生中継は移動中で見られなかったが、名古屋に到着後、市内の韓国料理店で再放送を観戦。「ジャンプがすごすぎて、飲んでいたスープを全部こぼしてしまったよ」と興奮気味に振り返った。さらに「若いし、プレッシャーのかかった中で結果を出したことは見習いたい」と同じ海外で活躍するアスリートとして金妍児に続くつもりだ。

 [2010年3月2日8時50分

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