右肩違和感のため調整が遅れているヤクルト館山昌平投手(28)の開幕先発ローテーション入りが絶望的となった。春季キャンプ最終日の2日、キャッチボールと遠投で調整した。前日までは3日連続のブルペン入りで200球以上を投げ込み、今後も1軍帯同が決定。1週間以内にもフリー打撃に登板する意向を明かした。それでも、実戦登板のめどは立っておらず「焦って逆戻りしてもダメ。慎重に判断していきたい」。荒木投手コーチも「開幕に合わせろとは言っていない。1年間働けるように、4月の頭ぐらいに出てきてくれれば」と、万全な状態に体を仕上げることを期待した。昨季最多16勝右腕不在で開幕に臨む。

 [2010年3月3日9時16分

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