<中日2-0巨人>◇4日◇ナゴヤドーム
2試合連続完封負けの打線にあって、必死にアピールした。3年目の巨人中井大介内野手(20)がオープン戦4試合連続安打。守備から途中出場し、8回の打席で金剛から右前へ運んだ。オープン戦4試合で6打数5安打。すべて途中出場での結果だが「気持ち的にも焦らず、プレーできています。守備も打撃も集中してやれています」というセリフは、強い精神力を養ってきた証しだ。
我慢のスタートだった。キャンプ初日。若手主体のB班で懸命にボールを追う姿があった。ポジションを争う大田はA班スタートだったが「自分にはやるべきことがありますから」と、実戦での“結果”で勝負すると心に決めていた。
覚悟の裏には、岡崎2軍監督の言葉があった。キャンプ前、唐突に呼び止められた。「何でB班か分かるか。お前の課題は守備だ。このキャンプではとにかく守備を鍛えよう」。開幕1軍への道を説く言葉だった。辺りが暗くなった午後7時、室内練習場でノックを繰り返す中井がいた。「今年は1軍で勝負する」。確固たる目標が胸にあった。
しかしチームは中日に2試合連続の完封負け。坂本、松本ら若手の主力組に元気がない状況だけに、原監督は「今のジャイアンツでは一番輝いている選手ですね。守備?
いいと思います」と賛辞とともに課題の守備にも合格点を与えた。三塁には小笠原がいる。だからこそ試合後も慢心など一切なかった。「まだまだ満足できません。開幕1軍目指して頑張りたい」。つかみかけたチャンスをグッと引き寄せる。【久保賢吾】
[2010年3月5日9時14分
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