中日先発伊藤準規投手(19)がわずか2イニングで首脳陣からタオルを投入され、先発ローテをはく奪された。押し出し四球で失点するなど、4安打3失点。巨人には昨年から公式戦、CS、ファーム日本選手権、オープン戦を通し通算18回1/3で無失点とキラーぶりを発揮していたが、3回の打席で代打を送られた。最速は143キロ止まり。「威力のある球を常に投げないといけない。球がいっていなかった」。チームが首位陥落したこともあり、落胆は大きかった。

 試合後も怒り心頭だったのが森ヘッドコーチだ。「使ったオレが悪い。あれが実力なんだろう。何の魅力もなくなってしまったな。ブルペンもひどい。(良い球は)20球に1球くらい。次回?

 そんなものはありません。2度と先発では使いません」と明言。立ち上がりの悪さは、プロ初勝利を挙げた4日阪神戦からの課題。それだけに、立ち直りの兆しを見せない右腕が許せなかった。

 森ヘッドは、2盗塁を許したことにも怒りの矛先を向けた。初回に松本、2回に坂本に走られたが、いずれも無警戒と言われても仕方ない。「クイックの練習させて出来るのに(練習したことを)やらない」。ただ、厳しい評価を並べたのは、期待の裏返しでもある。伊藤は「どうにかして修正していくしかない。やるしかないですから」と前を向いた。この試練を乗り越えるしかない。【桝井聡】

 [2010年4月12日11時3分

 紙面から]ソーシャルブックマーク