不振の横浜吉村裕基外野手(25)が11日、1軍登録を抹消された。2軍降格は骨折した06年6月以来。クリーンアップの後ろを固める6番として期待されながらも、29試合で打率2割2分8厘、1本塁打と大ブレーキ。交流戦を前に主力の降格という荒療治を行ったが、島田ヘッドコーチは「今の状態では他の選手が『調子が悪くても使ってもらえるのか』と思ってしまう。横浜はぬるま湯に漬かっていてはだめ。熱湯の中での刺激も必要。大きなバッティングを取り戻してもらいたい」と説明した。練習後に降格を告げられた吉村は「2軍です」と言葉少なに球場を後にした。内藤と野中も抹消され、12日から金城、下窪、森笠が合流する。

 [2010年5月12日9時32分

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