交流戦9連敗中で最下位に低迷するヤクルトの新守護神に、新外国人のトニー・バーネット投手(26)が抜てきされることが28日、濃厚となった。昨季28セーブを挙げた守護神・林昌勇が27日、右ひざ痛で戦線離脱。延長12回の末に引き分けとなった楽天戦は、中継ぎ待機していたバーネットが11回から登板し、2回を2安打無失点に抑えた。

 引責辞任した高田前監督に代わって指揮を執る小川監督代行は「抑えは結果を残せる投手に任せたい」と話した。先発では最近6試合で4敗していたが、図らずも“ストッパーテスト”で好投したバーネットに白羽の矢が立った。

 チームがオリックス戦に備えて大阪入りしたこの日、滞在先ホテルでは小川監督代行も出席した編成会議が行われ、獲得作業を進めている新外国人野手についても話し合われた。チームの立て直しが着々と進められている。【由本裕貴】

 [2010年5月29日8時19分

 紙面から]ソーシャルブックマーク