通算205勝のベテラン中日山本昌投手(44)が引退の危機に立たされた。09年オフの契約更改時に「最後の年になる可能性が高いけど、悪あがきしたい。工藤さんくらいまではやりたい」と明言。最低でも47歳まで現役を続ける意向を示していた。

 今季は8年ぶりのキャンプ1軍スタート。森ヘッドコーチから2年目の伊藤ら若手と競うことを命じられた。これまで特権だったスロー調整をはく奪された格好だが「予定されているならばやります」と受け止めた。早くも1月21日にブルペン入り。キャンプ初日にもブルペンに一番乗りして60球を投げるなど開幕1軍に意欲的に仕上げていた。

 [2010年6月14日11時19分

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