<巨人8-10阪神>◇2日◇東京ドーム
巨人にとっては、屈辱的な数字がスコアボードに並んだ。6回まで4-0と快勝ムードで終盤を迎えたにもかかわらず、7回以降の3イニングで10失点。リリーフ陣の大乱調で、2位阪神との直接対決第1ラウンドを落としてしまった。原辰徳監督(51)は「序盤は先行してこっちのペースで戦うことができた。しかし、それを守れなかったということでしょうね」と、肩を落とした。
中継ぎ陣で1人気を吐いてきた久保までもが、阪神打線の勢いにのみ込まれた。7回無死一、三塁のピンチで2番手として登板。マートンに2点適時三塁打を打たれると、打者5人に対し4安打1四球。1死も取れず、4失点でマウンドを降りた。後を継いだ山口も、越智も相手に傾いた流れを食い止められなかった。
主導権を握りながら、勝てない試合が続く。今年の阪神戦の7敗(3勝)のうち6度が逆転負けという結果が、リリーフ陣の不振を如実に示している。昨季までの連覇を支えた山口らの調子が上がらず、最も安定感のある久保に頼らざるを得ないのが現状だ。香田投手コーチは「久保はいつもしんどい場面ばかりだから」と、チーム最多の38試合に登板している右腕をかばい、斎藤投手コーチも「(中継ぎ陣は)ここが踏ん張りどころ」と奮起を促した。
「虎対策」を根本的に練り直す必要もある。巨人投手陣が今季、阪神戦で許した本塁打は17本(2番目の横浜が6本)と抜きんでている。巨人が得意とする空中戦に持ち込んでも、ここまで打たれては分が悪い。ライバルに3ゲーム差に詰め寄られた原監督は「こういうゲームもある。反省して対策を練って、明日につなげるということ」と、3日の第2ラウンドへと気持ちを切り替えた。【広瀬雷太】
[2010年7月3日12時1分
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