<ロッテ9-7西武>◇4日◇千葉マリン
ロッテがアツい首位決戦を制した。決勝点をたたき出したサブロー外野手(34)は、後頭部を氷のうで冷やしながらインタビューにこたえた。「打席でもぼうっとしていて、気がついたらランナーで出てました」。8回2死満塁、追い込まれながら、バットの面を残すようにして、中前方向へ打球を転がした技ありの遊撃適時内野安打は、記憶が途切れるような条件下で、本能で打った一打だった。
うだるような暑さは今年一番だった。試合終了時点でも30度を超え、いつもは10メートルを超える海風も5メートル未満と弱く、体感気温は40度を超えていた。中堅手の岡田も「今日は一番暑かった。日陰もないし、集中力が低下してしまう。なんとかやれたかな」とギリギリの戦いだったことを証言した。両軍合わせて14個の四球に、両軍とも失点につながる守備のミスを犯すなど、凡戦ともとられかねない内容の裏には、過酷な暑さがあった。
7回、2点差をつけられた時には「どうなるかと思った」という西村監督だが、試合後、この日の始球式を務めたプロレスラー藤波辰爾とガッチリ握手を交わした。プロレスのように二転三転する展開に「ドキドキした」という藤波に勝利を見せられ「せっかく気合を入れてもらったんでね」と喜んだ。8回、打者一巡の“必殺技”で試合を制したロッテが、西武と1ゲーム差に接近。首位奪回へ、再び手をかけた。【竹内智信】
[2010年7月5日8時53分
紙面から]ソーシャルブックマーク




