<西武1-7楽天>◇10日◇西武ドーム
先に点をやれない投手戦で、西武涌井秀章投手(24)には2度のピンチがあった。同点の6回2死満塁。満塁にめっぽう強い中村紀を三振に仕留め「変化球で打たれるのが嫌だった」。直球を6球続ける力勝負で、この日最速146キロの外角球を見逃しさせた。もうひと踏ん張りだった8回2死一、二塁。スライダーが甘く入った。カウント1-1からルイーズに被弾し「真っすぐの勢いがなくなっていた」。直球勝負できる余力が、残っていなかった。
沢村賞右腕対決で投げ負けたが、岩隈には「持ち直したんで、さすがだなと思いました」。自らも「ブルペンからダメでどうなることか」という状態だっただけに、相手エースの底力を素直にたたえた。8回4失点で5敗目に、渡辺監督は厳しかった。「内容は悪くないけど結果が伴わない。エースとしては、ふがいない」。故障者続出の苦しい状況で、エースに求めたのは勝利という結果だった。
[2010年7月11日7時34分
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