<中日5-3巨人>◇11日◇ナゴヤドーム

 巨人は、先発ウィルフィン・オビスポ投手(25)が初回の4失点が響いて約2年ぶりの4連敗。11試合連続2けた被安打と、球団ワースト記録を更新した。

 負けが込んでいる時は“ツキ”にもそっぽを向かれる。初回、オビスポが詰まらせた打球は、ことごとく野手の間に落ちた。1番荒木、3番森野、4番和田と3本のポテンヒットで、あっという間に2失点。気落ちしたところで5番ブランコへの初球が甘く入り、2ランをたたき込まれた。わずか10球で4失点。3戦連続で先制点を献上した。

 立ち上がりの大量失点のショックを引きずったまま、5回途中5失点でKOされたオビスポは「球自体は走っていましたが変化球のコントロールが悪かった」と降板直後に球団広報を通じてコメント。試合後は何を聞かれても無言でバスに乗り込んだ。

 不運が重なったとはいえ、やはり初回の4点は重すぎた。伊原ヘッドコーチは「アンラッキーも実力のうち。ポテンヒットは仕方がないけど、そんなことよりブランコへの初球だよ。ボール球でいいのに」と注文をつけた。2年ぶりの4連敗。4年ぶりに中日に3タテを食らった原監督は「これが現実。これを肥やしにして戦わないと」と、必死に前を向いた。

 敗戦の中で、明るい材料もあった。7月に入り元気のなかった4番ラミレスと5番阿部が4回、29号を2者連続で放ち、一時は1点差に迫る意地を見せた。原監督は「クリーンアップは見事だった。次につながると思いますよ」と、笑顔でうなずいた。落ち込んでいる時間はない。いよいよ13日からは2位阪神との首位攻防戦。11勝の先発東野と、復調気配の強力打線で、がむしゃらに首位を守る。【広瀬雷太】

 [2010年7月12日11時31分

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