ソフトバンク松中信彦外野手(36)が背水の休日返上トレに取り組んだ。東京から旭川への移動日で先発投手以外はオフだったが悩める大砲は休まない。旭川の宿舎へ到着すると、すぐに球場に移動しランニングや下半身強化メニューに汗を流した。

 昨オフの手術の影響で出遅れた今季は、本来の打撃ができていない。後半戦開幕の7月27日楽天戦からここまで6試合でスタメン出場は1試合。連日若手に交じっての早出特打などで、バットを振り込んでいる。秋山監督は「状態を上げていくしかない。ペタジーニもいるし」と、あくまで今後もDHのスタメンは打撃の状態の良い方を起用する考えを示した。

 シーズンは残り44試合。「先のことはわからない。1日1日必死にやっていくだけ」。優勝を経験している頼もしい主砲は必ず逆境を乗り越え、V争いでチームの力になるはずだ。

 [2010年8月3日11時49分

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