巨人が残り4試合で2位を奪う。V逸が決まった阪神戦敗北から一夜明けた9月30日、原辰徳監督(52)の闘志は消えていなかった。新神戸駅で「気持ちは変わらない。悔しさを(残り試合に)ぶつけるだけ。まだゲームセットではないよ」と力強く宣言した。

 リーグ4連覇の目標はついえたが、連続日本一という大きな目標が残されている。ヤクルトが負けて、クライマックスシリーズ(CS)進出が決定。このまま3位に終わると、16日から敵地でのCSスタートとなる。今季、巨人のホーム成績は44勝24敗1分け。なんとしても2位に入り、地の利を生かしたい。指揮官は「言わなくても、みんな分かっているよ」と選手への信頼を口にした。

 新人王の最有力候補で、あと5打席でシーズンの規定打席に到達する長野も「自分のことは全然いいです」とキッパリ言った。【古川真弥】

 [2010年10月1日8時4分

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