オリックス日高剛捕手(33)がFA権を行使せずに残留することが14日、分かった。15年目の今季、2度目のFA権を取得。今季は3度の2軍降格を味わうなど出場79試合にとどまり、一時は移籍の道も探っていた。
球界でも数少ない「打てる捕手」。今季も打率2割7分9厘を残した。興味を示す球団も多く、動向が注目されていた。「このオフは野球人生の大きな分岐点になる」と悩んでいたが、愛着のあるオリックスで正捕手奪回を目指すことを決めた。今日15日にも大阪市の球団事務所を訪れ、意思を伝える予定だ。
初めてFA権を取得した06年オフには権利を行使したが残留した。選手会長も務めるオリックスの顔は、チームに骨をうずめる覚悟を決めた。
[2010年11月15日11時10分
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