ソフトバンク秋山幸二監督(48)が新垣渚投手(30)の完全復活を確信した。18日に都内で開催されるプロ野球コンベンション出席のためキャンプ地宮崎を離れる。17日、秋季キャンプを総括し新垣の来季ローテーション復帰を期待した。野手の成長株には今宮健太内野手(19)の名前を挙げた。
秋季キャンプで印象に残った選手を問われた秋山監督は迷わず答えた。
「渚(新垣)はね、キャンプ後半からいい形になってきて、この前(13日)の巨人戦でもいいものを出し続けているね」
復活の兆しを見せている右腕の名前を出した。最近3年間でわずか4勝。プロ8年目の今季は右肩故障で1軍登板ゼロという屈辱的なシーズンに終わった。今キャンプは再起をかけて08年春以来のA組入り。ほぼ1日おきのペースでブルペン投球を続けた。
9日から合流した武田一浩臨時投手コーチ(45)の指導で大きなきっかけをつかんだ。「腕を思い切り振れ」というアドバイスから、球に本来のキレが戻ってきた。13日の巨人との練習試合では2回を4K無安打に抑えた。武田コーチのもと、新球ツーシームにも取り組んでいる。
「武田臨時コーチに技術面と精神的な面をアドバイスしてもらって少しずつ変化している。いい方向に向かっている感じがする。このまま続けていけば、来季の柱の1本になってくれるんじゃないか」
秋山監督の期待通りに新垣が完全復活すれば、右の先発の有力候補となる。和田、杉内、小椋と「同級生カルテット」でローテーションを形成することも夢ではない。
「そういう風になればいいと考えていますが、まずは自分との戦いに勝たないと」
新垣は足もとを見つめて1歩ずつ前進する。来季日本一を掲げるチームにとって先発右腕の柱は必要不可欠。新垣が再び輝きを取り戻せるかがカギになる。【前田泰子】
[2010年11月18日12時28分
紙面から]ソーシャルブックマーク




