やっぱり、平成ダイナマイト打線はすごかった…。「2010日本プロ野球コンベンション」が18日、東京都内で開かれ、阪神鳥谷敬内野手(29)クレイグ・ブラゼル内野手(30)平野恵一内野手(31)マット・マートン外野手(29)が表彰された。両リーグ最多で、球団では05年以来5年ぶりの4人受賞となった。

 鳥谷は2年ぶり2度目の受賞。さらにセ・リーグ連盟特別賞のスピードアップ賞も受賞した。打席を外さない集中力とイニング交代時に守備位置にダッシュする姿勢を評価された。

 「本当に普段、守備位置まで走っていく、何げないことがこういう風に表彰されて、うれしく思います」

 今季は遊撃手として144試合に出場。打率3割1厘、19本塁打、104打点をマーク。得点圏打率はリーグトップの3割6分に達して、遊撃手のシーズン最多打点でヤクルト池山(97打点)を抜く新記録を樹立。優勝争いをけん引した。

 平野はゴールデングラブとダブル初受賞となった。

 「もっともっといい選手になれるようにこれからも頑張ります」

 打率3割5分はヤクルト青木に次ぐリーグ2位。攻守で大きな存在感を発揮して、堂々の数字を残した。

 阪神で4人以上がベストナインを受賞したのは85年、03年、05年に続いて4度目となった。過去3度はすべてリーグ優勝を果たしているが、今季は優勝した中日と1ゲーム差の2位に甘んじた。リーグを席巻した新生ダイナマイト打線で、来季こそは6年ぶりのリーグVをつかみとる。

 [2010年11月19日11時27分

 紙面から]ソーシャルブックマーク