ソフトバンク小林至取締役(42)が22日、難航が予想される今オフの契約更改交渉について、時間をかけて選手に説明していく考えを出した。前日に年俸提示法の変更を公表。この日選手がそろって長期戦の構えを示したが「長期?

 はい。対面で丁寧にお話ししていきます」と語った。

 新年俸提示について、具体的な査定方法の言及は避けたが「個人の成績、チームの成績が軽視されることはない。活躍した選手は、今まで以上にグッと上がる」と強調。7年ぶりのリーグ優勝は反映されており、査定ポイントに出にくい選手会長職や主将職をつとめたこともプラスに入っているとした。また、シーズン終盤の戦いを重視している考えも示した。

 年俸提示法としては出来高のイメージに近く、翌年年俸の上限と下限の幅を大きくもった形で提示される模様。限度額については制限以上のマイナスの可能性もありそうで、年俸総額は現在の約38億円をキープする形がとられるとみられる。小林取締役は「プロ野球全体の年俸が高いところで止まっているというのがある。ただ、全体の枠を圧縮しようとは思っていない」と話した。

 [2010年11月23日12時17分

 紙面から]ソーシャルブックマーク