阪神新井貴浩内野手(33)が、楽天からFA加入する藤井彰人捕手(34)のためにひと肌脱ぐ。25日、甲子園クラブハウスを訪問。同じ学年にあたる75年生まれの新しいチームメートについて「できることがあるならやってあげたい。チームになじめるように」と話した。

 駒大時代から近大の捕手藤井の存在を知っていた。同じ99年にプロ入りしてからは、接点ができて親交を深めてきたという。「普通に仲はいいです」と笑顔。藤井と同じくFA移籍でタテジマのユニホームに袖を通した“先輩”として、グラウンド内外でサポートしていく考えだ。

 新井は、今年2月の春季キャンプでも米国マリナーズからFA加入した同じ学年の城島がチームにとけ込めるように尽力している。藤井が新しい環境に慣れることができるように橋渡し役を買って出るつもりだ。

 [2010年11月26日11時50分

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