鉄人が完全復活に向け走りだした。阪神金本知憲外野手(42)が、2月1日からの沖縄・宜野座キャンプでスローイング再開を目指す。担当の権田トレーナーが「そのつもりで、やっています」と見通しを語った。
25日、金本は選手会ゴルフには参加せず、鳴尾浜球場でトレーニング。2月1日のキャンプ初日、そして3月25日の開幕戦-。青写真はできあがっている。
「ちょっと、走ってくるわ」。室内でウエートトレーニングを終えた金本は、息つく間もなく立ち上がった。リハビリ組がウオーミングアップを終えるとグラウンドに姿を現した。芝生の上をゆっくり走りだすと、ポール間を3往復、100メートルダッシュを4本、約20分間駆け抜けた。
例年、この時期は体に負荷をかけて追い込んでいる。オフは連日、甲子園クラブハウスと鳴尾浜でトレーニングを続けているが、右肩の状態を考慮し、重りを担いでのスクワットは回避。マシンでのメニューが中心となり、強度も落とさざるを得ないのが現状だ。心肺機能の強化とともに、制限の中で満たされない思いを寒空の下でぶつけた。
不本意なシーズン。右肩のケガは、立場も大きく変えた。CS敗退は出番なくベンチから見守った。常にグラウンドに立ち続けてきた男が、このまま終わるわけにはいかない。期する思いを、16日の契約更改で口にした。「もう1度、この球団で暴れてみたい」。完全復活を望むのは、他でもない。金本知憲だ。
[2010年11月26日11時47分
紙面から]ソーシャルブックマーク




