11月26日に結婚したばかりの日本ハム大野奨太捕手(23)が、今度は佑ちゃんの“奥さん”を目指して、独りぼっちのミニキャンプを行うことになった。来年1月7日から、知人を通じて借りた高知・宿毛市内の球場で、たった1人での自主トレを敢行。ドラフト1位右腕、早大・斎藤佑樹投手(22=早実)らを引っ張る正妻取りへ、体をいじめ抜く。

 新郎となったばかりの大野が“新婦”を目指して、たった1人の「花嫁修業」に出掛ける。来月7日から14日まで、知人を通じて借りた高知・宿毛市内の球場で、たった1人で自主トレを行うことに決めた。「1人の方がやりたいことがいろいろできるので。みっちりと練習したいと思いました」。キャッチボールの相手を務める知人以外は“出入り禁止”とし、集中トレで、春季キャンプへ向けた体づくりを進める。

 1年目のオフだった昨年は、総合格闘家の池本誠知と兵庫・淡路島で異業種合同トレを行い、加圧トレーニングなどを学んでパワーアップに励んだ。成果はあったが「他の人がいると、自分がやりたいと思ってもできないこともあった」とジレンマも抱えていた。そこで、プロ入り2度目のオフとなる今年はパートナーをつくらず、思うがままに体を鍛える。

 来季は超大物ルーキー斎藤佑も加入してくる。大学時代には日本代表でチームメートだったこともあり「投球がうまい。頭がいい」と実力は認めている。さらに、今季は3度しかなかったエース・ダルビッシュとのコンビも増やしたい思いがある。「どの投手からも信頼されるのが一番。結果がついてくれば、試合数も増えていくと思いますから」。正妻取りを目指し、本拠地・北海道や故郷の岐阜を離れ、龍馬のふるさと高知にこもるぜよ。【本間翼】

 [2010年12月27日10時41分

 紙面から]ソーシャルブックマーク