ロッテのドラフト1位伊志嶺翔大外野手(22=東海大)の、キャンプ1軍スタートが決まった。西村徳文監督(51)が19日、「3人か、4人になるかもしれないが、即戦力として期待している選手は(石垣島に)連れていく」と明かした。2位南昌輝投手(22=立正大)と3位小林敦投手(24=七十七銀行)の1軍帯同も確定的となった。

 1軍切符をつかんだ伊志嶺だが、実際に新人合同自主トレでのパフォーマンスも際立っている。「身体能力の高さは耳に入っているし、性格的にもみんなを引っ張っていける。レフトは大松、ライトにサブローがいる。あれだけの足を持っているのだし、センターを守ってくれればいい」と清田、岡田らと開幕スタメンを争わせる考えだ。

 この日、今季のスローガンが「和

 2011」と発表された。日本一となった昨季と合言葉は同じでも、若手の台頭でチーム内の争いは激しさを増している。ポスト西岡を争う遊撃についても、荻野貴のコンバートを「候補の1人」と初めて認めた。

 期待するのは競争を勝ち抜くことでのレベルアップ。遊撃、中堅、抑えは「最初から1人に決めて与えることはしない」とし、キャンプ、オープン戦の内容で最終的な決断を下す。リーグ制覇からの日本一を目指し、2月1日からサバイバルレースが始まる。【鈴木良一】

 [2011年1月20日9時4分

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