鳥だ!

 飛行機だ!

 いや、赤松だ!?

 広島赤松真人外野手(28)が“スーパーマン”になる。昨季、横浜戦で本塁打性の打球をフェンスによじ登ってキャッチしたスーパープレーが話題を呼んだが、今季はフェンスからジャンプして本塁打をつかみ捕る-。「やりますよ!」。真顔で超人プレーを予告した。

 スーパーキャッチの次はスーパーマンだ。赤松は昨季披露した「ザ・キャッチ」を超える超絶プレー実現に自信満々だ。

 「やりますよ。フェンスに登って足をかけ、そこからジャンプします。もし、打球を捕れなくても、インフィールドに落とせば、本塁打が二塁打や三塁打になりますからね。それだけでも大きいです」

 フェンスから空中に飛び上がってホームランをつかみ捕る。ほとんどマンガの世界のプレーにも思えるが、赤松は本気だ。

 「(観客席に落ちて)ケガしないか?

 捕手がファウルフライを追ってダッグアウトに飛び込むことがあるけど、ケガはあまりしないでしょう?

 集中していれば大丈夫ですよ」

 昨年8月に横浜戦で見せたプレーは、日本だけでなく全米でも話題となり、赤松の高い守備力を大いにアピールした。規定打席不足ながらゴールデングラブ賞を受賞できたのも、スーパープレーの強烈な印象が後押ししてくれた面があった。それは背番号38もよく分かっている。だから、今季のテーマのひとつに「安定した守備」を掲げる。派手なビッグプレーだけでなく、目立たなくても気の利いた堅実なプレーを追い求める。

 もちろん、スーパープレーも安定した守備も、激しい外野手争いに勝ち、レギュラーを獲得しなければ始まらない。昨春のキャンプでは序盤に肉離れで戦列を離れ、オープン戦も出場できなかった。その反省から、今春キャンプでは「張り切りすぎないこと」を意識する。そしてレギュラー取りをアピールするのはオープン戦からと標的を定めた。

 「オープン戦にはフル出場したい。投手の仕上がりが早いので、球筋などを見ておくことはシーズンにとっても大きいですから」

 定位置をがっちり確保し「超人プレー」披露の機会をうかがう。【高垣誠】

 [2011年1月23日10時56分

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