<オリックス5-0ソフトバンク>◇13日◇京セラドーム大阪

 オリックスのドラフト1位・駿太外野手(18)が“スーパー返球”でプロ初補殺を記録した。開幕戦に続いて9番右翼で先発した。初回1死二塁、内川の飛球をほぼ定位置で捕球すると、遠投120メートルの強肩で「絶対に刺そうと思った」。全身を使ってワンバウンドで三塁へ送球。タッチアップした昨年の盗塁王のソフトバンク本多をベース手前約50センチでアウトにした。

 高卒新人外野手として52年ぶりに先発した開幕戦は、2打数無安打で3打席目に代打を送られた。2戦目は無安打ながらフル出場。3回無死一塁で迎えた第1打席では、プロ初の犠打となる送りバントを決めた。その直後に坂口の先制適時打が飛びだし、ベンチで「ヨシッ」と叫んだ。「やれることをしっかりやるだけです」。大型新人は、バットで快音を響かせる前から存在感たっぷりだ。